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大樹の下で

神話・古史・古伝・民間伝承に関わる、自由な空想を不定期に更新しています。

2007-12

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酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒(3)

記事:酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒(2)に続いて
今回は、具体的に広く民間で信仰される

”松尾様(まつおさま)”を取り上げたい。

現在も多くの酒蔵でお祀りされている”松尾様”
この神様は、女神だという。
”松尾様””松尾”とは、”松尾大社の神様”であったと思われるが、
調べていくと、現在の”松尾様”は、
”松尾大社の神様”であると言い切れない(苦笑)。

前記事にて紹介した”日本三大酒神”の3つの神社の御祭神の中から、
女神様を抜き出してみる事にする。

梅宮大社御祭神>
酒解子神(さけとけこのかみ)
<木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)>

松尾大社の御祭神>
中津島姫命(なかつしまひめのみこと)
<市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)/狭依毘売(さよりびめ)>

沢山おられる中で女神様は、
この2柱(ふたはしら)の女神様しかいない。

”松尾様””松尾大社の神様”であるならば
この女神様は、”中津島姫命(なかつしまひめのみこと)”という事になる。

では、酒解子神(さけとけこのかみ)即ち
木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)ではないと言うことだろうか?

実は、日本にはもう一つ酒神を祀る”松尾”の名を冠した神社がある。
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テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-12-31 19:21:35

酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒(2)

前記事:酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒(1)
で予告しましたとおり、今回は日本の酒神をご紹介しましょう。

日本には、”日本三大酒神”と呼ばれる神社があります。

梅宮大社(京都府/京都市/右京区)
<梅宮大社の御祭神>
・酒解神(さけとけのかみ)
・酒解子神(さけとけこのかみ)
・大若子神(おおわくこのかみ)
・小若子神(こわくこのかみ)
松尾大社(京都府/京都市/西京区)
<松尾大社の御祭神>
・大山咋神(おおやまぐいのかみ)
・中津島姫命(なかつしまひめのみこと)
大神神社(奈良県/桜井市/三輪)
<大神神社の御祭神>
・大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
・大己貴神(おおなむちのかみ)
・少彦名神(すくなひこなのかみ)

いやぁ~沢山いらっしゃいますね~(笑)
この神様達ですが、ほとんど全て別々の神様です。

順にご紹介いたしましょう。
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テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-12-30 16:37:12

酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒(1)

年末も差し迫り、
中には忘年会三昧(地獄!?)なんて方々もいたことでしょう(苦笑)
忘年会につきものと言えば、

やはり、お酒!!

”酒は百薬の長”と言われるかと思えば
”酒は百毒の長”なんて事も言われます。

薬も使い方を間違えれば毒になります。
上の二つの言葉は、意味は正反対ですが、
お酒の持つ効用を示している点では全く同じなんですね(笑)。

この”お酒”という飲み物は、

古来より”神様の飲み物”とされてきました。

酒の神様として有名なのは
ローマ神話のバッカス(バックス/バッコス:Bacchus)
ギリシャ神話のディオニューソス(ディオニュソス/デオニュソス:Dionysos)
この神様達は本来ワイン(葡萄酒)の神様で
その起源は東方、即ち古代オリエントにあると言われています。

年代には諸説
(BC3000、BC5000、BC6000、BC7000、BC8000)
があるようですが、
シュメールの人々によって、その製造がなされていたようです。
またシュメールの人々は、ビール(麦酒)も作っていたことが知られています。
ワインは高級品、ビールは庶民の飲み物だったようです。

詳細はわかりませんが、
シュメールの神様の中で、お酒を司る神様は主に女神です。
シリスニンカシの名前が見られます。
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テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-12-29 13:48:34

「クリスマス・キャロル」の3人の精霊は運命の神からの転用?

今夜はクリスマスイブです。このイブの日に起こる奇跡を描いた有名な作品。

チャールズ・ディケンズ( Charles Dickens )著作
「クリスマス・キャロル( A Christmas carol )」

まず、本題に移る前に、このお話を知らない方の為に
簡単なあらすじを紹介しましょう。

物語は、主人公の友人の葬式から始まります。
彼の友人が亡くなったのは12月24日、クリスマスイブの事でした。
主人公は優秀な商売人であり、その死んだ友人は共同経営者でした。
葬式の参列者はとても少なく、生前の行いがわかります。
死んだ友人も主人公も優秀な商売人ではありましたが、
何をおいても利益を最優先とする
守銭奴のような働きによるものだったからです。
何年か後の事、
同じようにクリスマスイブの日が訪れていました。
彼は、クリスマスなどと言って
浮かれている他の人達を蔑んでいました。
いい訳ををしてさぼっているくらいにしか思わなかったからです。
彼の甥がパーティに誘っても追い返します。
寄金を求める人が訪れても追い返します。
主人公は、クリスマスイブだというのに
夜12時まで働き、使用人も同様に働かせます。
彼が仕事を終え、帰宅すると、
恐ろしい事が待ち受けていました。
何年も前に死んだ友人が、幽霊となって彼を訪ねるのです。
友人は主人公に警告をしに来たのです。
このまま、クリスマスを敬うことなく過ごすなら
自分同様死んで浮かばれず彷徨うことになると。
そうならない為のチャンスが与えられると。
これから現れる3人の精霊を受け入れる事を拒否すれば、
そのチャンスは失われてしまうと。
そして、彼の元へ3人のクリスマスの精霊が現れるのです。
一人目は過去のクリスマスの精
二人目は現在のクリスマスの精
三人目は未来のクリスマスの精
果たして、主人公は何を見、聞き、悟るのでしょうか?

あらすじはここまでにして、本題に移りましょう。
問題となるのは”3人の精霊”です。
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テーマ:神話 - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-12-24 15:55:00

サンタクロースとなまはげ~聖ニコラウス以前からの年神

さぁ、もうすぐクリスマスです。
そこで、北欧シリーズの番外をお送りしましょう。
サンタ・クロースの故郷と言えば、北欧ですからね(笑)。
でも、一般にその起源とされる聖ニコラウスはアジア圏の聖人。
キリスト教に習合された結果が聖ニコラウスであり、
その起源は実はもっと古そう。

12月25日という日付は、昔の冬至にあたるようで、
その際の古代の祭礼が源流と言われているようです。

ミトラス教の冬至祭( Dies Natalis Solis Invincti )
ローマ帝国の農耕神サトゥルナーリア祭
ゲルマン人の冬至祭ユール

いずれも、太陽の再生と農耕神の活性化を謳う祭礼です。
実はこれらの祭礼には、
”子供達にプレゼントを配る”
といった習慣は無かったようです。
最も、ゲルマンに限ってはそうとも言えませんが・・・。
どちらかと言えば、新年祭に近いものです。

聖ニコラウス東方正教会の聖人で、
シリアの生まれだと言われています。
東方正教会と言えば、
やはりロシア帝国がかかせない。

このロシア帝国は北欧諸国と領地を争う事しばしば。
そりゃ、隣接してますからねぇ。

でやっと北欧に辿りつきました(笑)。

北欧圏各国にはサンタクロース
別の名前で呼ぶ事があります。

それが、
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テーマ:お祭り! - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-12-16 22:14:15

北欧神話のトリックスター”ロキ”から見える巨人族~海上支配権の確立~

北欧シリーズをまだ続けましょう!(笑)
今回は、北欧神話に登場するロキ(Loki)
と言っても彼そのものではなく、
このトリックスターの存在から読み解く北欧の巨人族のお話。

さて、記事「巨人考~先史バイキング型海洋民」
記事「オーディンの愛馬スレイプニルの正体は?!」
と二つの記事において、
巨人=先史バイキング型海洋民
スレイプニル=先史時代のバイキング船の元型
といった風に、視点を海に据えた空想を構成してきた。

その中心には、ロキ(Loki)というトラブルメーカーにして、
トリックスターである神が欠かせない。
彼は神々の敵対者である巨人族アース神族との混血神

北欧神話における巨人族は大きく5種族が存在する。
ヴァン神族霜の巨人炎の巨人氷の巨人山の巨人である。
山の巨人を除く4種はそれぞれ国を持っている。
ヴァン神族>ヴァナヘイム
霜の巨人>ヨトゥンヘイム
炎の巨人>ムスペルヘイム
氷の巨人>ニヴルヘイム

このうち、神々の敵対者と言われ、
世界の終わり”ラグナロク”まで
徹底してオーディン率いるアース神族
戦いを仕掛けるのが、霜の巨人族である。
そして、ロキはこの霜の巨人族の血を引いている。

前出引用した記事「巨人考~先史バイキング型海洋民」
における巨人も中心はこの種族の事だ。
当該記事内にて明確に区別をしていなかったので
私の私見による区分けをここで記しておこうと思う。

ヴァン神族>ゲルマン移住前のスカンジナビア地方の土着農耕民。
霜の巨人>ゲルマン移住前のバルト海沿岸に住まう海洋民。
炎の巨人>アイスランド土着民。
氷の巨人、山の巨人>フィンランド地方の土着民。

もう少し、説明が必要だろうか。
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テーマ:神話 - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-12-15 13:25:45

オーディンの愛馬スレイプニルの正体は?!

今回も前回に引き続き、北欧神話からテーマを取ってみた。
北欧神話の主神オーディン(Odin)の所有物のひとつに
スレイプニル(Sleipnir)という馬がいる。
この馬であるが、普通の馬ではない。
前足4本、後足4本の8本足。
あるいは、足の蹄(ひづめ)が2つづつ、合計8つの蹄を持つとされる。
こんな馬は、もちろん存在しない。

このスレイプニルは、スヴァジルファリ(Svaðilfari)という
山の巨人の所有物である魔法の馬と
雌馬に化けたロキ(Loki)の間に生れたとされ、
ロキによりオーディンに献上されたものである。
この神話は以下のような経緯がある。

ある時、巨人族の神々とオーディン達神々の戦いにより、
オーディン達の国を守る城壁が破壊されてしまった。
戦が一段落した時、神々は城壁の修理を嫌がった。
そこへ、石工に化けた山の巨人が現れ、
城壁を修理してあげる報酬として
月と太陽の譲渡と
フレイヤ(神々一の美女と思って欲しい)との結婚を要求した。
神々はこの提案に激怒するが、ロキの進言により、
たった一人で限られた期限のうちに、
仕事をやり遂げる事ができるなら、その提案をのむ事にする。
当然、その期限は到底守れるようなものではないわけだが、
巨人は自分の持つ馬1頭だけは使う事を許して欲しいと条件の緩和を申し出た。
たかが馬1頭使ったぐらいで、為せると思わないオーディン達は
その提案を受け入れてしまう。
ところが、その馬が魔法の馬で、次々と大石を運んでは
城壁として積み上げていってしまう。
これに、動揺したオーディン達は、その責任を進言したロキに償うよう要求する。
そこで、ロキは雌馬に化けて魔法の馬スヴァジルファリを誘惑、
連れ去ってしまうのである。

下はノルウェーのオスロ庁舎にある彫刻で
「気ままな旅人(Glove Walker)」というサイトに紹介されていました。
(サイト名クリックでトップページ、画像クリックで画像紹介ページへリンクしています。)
この彫刻の他にも、北欧神話を題材とした神々の彫刻が紹介されています。
スレイプニルに乗るオーディン

さて、このスレイプニルの正体とは何か?
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テーマ:神話 - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-12-10 21:26:14

巨人考~先史バイキング型海洋民

今回は、頭の中で整理中のケルト・北欧神話のお話。
ケルト神話北欧神話には、巨人族というのがいる。
もちろん、ギリシャ・ローマ神話なんかにも巨人はいるし、
他の神話でもお馴染みの異種族あるいはモンスターなのだが、
ケルト神話や北欧神話の巨人族というのは、
独特の特徴が見てとれる。

それは、海と霧(あるいは霜)

結論から言うと、
この神話で語られる巨人族というのは、
神話を語り継いだ民族より前に彼らが定住支配した地域に先住していた
他の民族ではないかと思う。

北欧地域というのは、
調べてみると古代の事がはっきりしていない。
アイスランドなどには、
12000年前くらいから、
人が住んでいたらしいが、
どのような民族であったのか、
いまひとつはっきりしないのだ。

北欧が世界史に名を馳せるのは、
大航海時代前後のバイキング時代になろうか。
日本風に言えば、海賊だ。
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テーマ:神話 - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-12-07 22:47:39

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と言うと格好良いですが、実際は、
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という事で。。。
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