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大樹の下で

神話・古史・古伝・民間伝承に関わる、自由な空想を不定期に更新しています。

2008-01

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神話と葦(あし/よし)

葦(あし/よし)という稲(いね)科の植物があります。
学名 :Phragmites communis (Phragmites : ヨシ属/communis : 普通の)
神話を読んでいると、何気なく登場する植物だと言えます。
湿地に群生する植物で、古代から人が利用してきた、大変身近な植物でした。
初夏の葦原 From:角館町観光協会HP 角館紀行 冬祭りの準備
このイネ科”葦(あし)”という植物、
現在では分類がはっきりと区別されているのですが
古代の神話などで語られる”葦(あし)”には
似た風貌を持つカヤツリグサ科の植物も含まれます。
最古の紙の原料とされる”パピルス(Papyrus)”カヤツリグサ科です。
古代の船で”葦船(あしふね/あしぶね)”と呼ばれるモノの多くは
カヤツリグサ科の植物を材料にしていると言われます。

ただいま、アフリカ神話の紹介をしていますが、本日はちょっと中休み(苦笑)。
もちろん、”葦(あし)”アフリカの神話にも登場します。
南アフリカ最大の勢力を誇ったズールー族(ズルー族)の始祖神話では
”最初の人間は、男と女の一組で、葦(あし)、葦原(あしはら)の中から現れた”
と伝わります。
また、現在ジンバブエ及びザンビアのザンベジ河中流域に住む
トンガ(トーンガ、ツォンガ)族の始祖神話では
”一組の男と女が爆ぜた葦(あし)から突然現れ、この世にあることになった”
と伝わるといいます。

日本神話の場合も、この”葦(あし)”という植物、
切っても切れない縁があります。
日本神話において日本の国土の異称を
”葦原中国(あしはらのなかつくに)”あるいは、
”豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)”と言います。
また、天地開闢(創世)神話の1柱(ひとはしら)に”葦(あし)”の一文字を持つ
可美葦牙彦舅尊(うましあしかびひこぢのみこと)<日本書紀表記>
という神様がおられます。
さらに、国産み(くにうみ)神話において
伊邪那岐(いざなき)伊邪那美(いざなみ)<古事記表記>が
一番最初にお産みになった神様が”水蛭子(ひるこ)”と呼ばれる
不具(体に欠陥/欠損がある)の子で、
この”水蛭子(ひるこ)”神は、
”葦船(あしふね/あしぶね)”に乗せられて流されてしまいます。
さらに私の個人的な解釈ではありますが
”八岐大蛇(やまたのおろち)”の体内から現れたとされる
”天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ、あめのむらくものつるぎ)”の異称、
”草薙剣(くさなぎのつるぎ・くさなぎのけん)”の元になった
日本武尊(やまとたけるのみこと)
駿河の国(現:焼津と伝わる)にて沼地の野原に火をかけられ草を払う場面、
この野原に生い茂る草は”葦(あし)”であったと思います。
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2008-01-20 17:05:41

紹介!アフリカ神話(3)~ドゴン族編(2)

「アフリカ神話」 ジェフリー・パリンダー著作
上記の著作の中から、
紹介!アフリカ神話(3)では
マリ共和国内でもわずか5%の少数部族”ドゴン族”
彼らは世界遺産にも指定されている”バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)”
”トンブクトゥ”(都市名:著作訳ではテンブクトゥとしているが、
現在一般的な日本語表記はトンブクトゥである)と
ニジェール河湾曲部南側に住む”ドゴン族”の神話を紹介します。
今回はドゴン族編(1)に続き(2)をお送りします。

<<ドゴン族の火の物語>>
始祖達(8人の祖先)が天国を去り地上へと降りる時、
始祖達は火を持っていなかったという。
しかし、第1の祖先が天国の鍛冶屋でもある精霊”ヌンモ”の鍛冶場から
”太陽のかけら”を盗んだという。
女の”ヌンモ”が電光を放ったが
第1の祖先は”太陽のかけら”を包む為に作った”革のフイゴ”で身を守り
電光は届くことはなかった。
そこで、男の”ヌンモ”が雷(かみなり)を放った。
これは効果はあったが、結局失敗に終わる。

その時、第1の祖先は穀倉の結び目を解き、
放たれた雷と稲妻に打たれた勢いでスピードを増しながら
虹を伝わって地上に降りて来たという。
始祖は凄い勢いで地上に激突した時、腕と足を折り、
精霊”ヌンモ”と同じように曲がりくねっていた腕や足は
その時以来、関節が出来たという。
また、地上への激突で穀倉も一部砕け散り、
人や動物や野菜が辺りに散らばったという。
始祖は穀倉の天井から階段に添って降り立ち
子孫達に畑用の区画の割り振りを行なったという。

”太陽のかけら”をまんまと盗み出した第1の祖先は鍛冶屋となり、
他の祖先達は、革屋や吟遊詩人など、それぞれの仕事と技芸を始めたという。
それゆえに、第1の祖先に発する鍛冶屋は村の頭の部分にあり、
家の中の火のある炉も頭とされるのである。
<ドゴン族編(1)のイラストを参照>
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2008-01-19 22:41:27

紹介!アフリカ神話(3)~ドゴン族編(1)

「アフリカ神話」 ジェフリー・パリンダー著作
上記の著作の中から、
紹介!アフリカ神話(3)では
マリ共和国内でもわずか5%の少数部族”ドゴン族”
彼らは世界遺産にも指定されている”バンディアガラの断崖(ドゴン人の地)”
”トンブクトゥ”(都市名:著作訳ではテンブクトゥとしているが、
現在一般的な日本語表記はトンブクトゥである)と
ニジェール河湾曲部南側に住む”ドゴン族”の神話を紹介します。
神話に興味のある方ならば、一度くらいは耳にしているであろう有名な部族。
特に、天文ミステリーと呼ばれる
シリウス星系との関連は今も興味の対象であり続けています。
しかし、この著作ではシリウスの名は見られません。

<<創世神話”アンマ”と”ヌンモ”>>
はじめに”アンマ”という独りの神がいた。
”アンマ”は彼の最初の発明である壺(つぼ)と同様に太陽と月を創った。
太陽は白熱して赤銅の八個の輪で囲まれ、
月は白銅の八個の輪で囲まれていた。
星は投げ飛ばした粘土の粒からできた。
大地は星の時と同じように、粘土の固まりを空間に投げた。
それは、北を突端に平たく拡がり、体のように各方面に拡がり、
仰向けに横たわった。
”アンマ”は孤独で、それ故に、
女性である大地に寄り添い合体を試みた。
しかし、”アンマ”の行く道を赤い蟻塚(ありづか)が塞いでいた。
”アンマ”赤い蟻塚(ありづか)を引き裂いて合体を果すが
そのような邪魔が入った為に、自然の摂理に欠陥が生じ
生れるべき双子は生れず、ジャッカルが生れた。

”アンマ”は再度大地との合体を果し、双子が生れた。
双子は水のようで、緑色をしており、
上半身は人間で、下半身は蛇のようだった。
赤い目、二股の舌、関節のない筋張った腕、
そして、水のように光る緑色の毛に覆われた体を持っていた。
彼らは八つの器官を持ち、完全な形で生れた。

この双子は”ヌンモ”と呼ばれた。

”ヌンモ”は神”アンマ”の精髄(せいずい)から生れ
それこそが世界の生命の力で、全ての運動とエネルギーが生れる。
それは、即ち水である。
”ヌンモ”はあらゆる水の中におり、
海や川、雨や嵐の中におり、彼らは水なのである。
また、”ヌンモ”は常に光を発する。
即ち、彼らは水であり光なのである。
”ヌンモ”は神”アンマ”から指示を受けるため
天国へ行ったという。
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2008-01-19 16:30:19

紹介!アフリカ神話(2)~フォン族編

「アフリカ神話」 ジェフリー・パリンダー著作
上記の著作の中から、
紹介!アフリカ神話(2)では
ベニン共和国の50%以上を占めるという”フォン族”
特に世界遺産にも指定されている”アボメイの王宮群”を成立させた
”アボメイ”(都市名)の”フォン族”の神話を紹介します。
(1)で紹介した”ヨルバ族”のお隣さんで、
時に味方に敵になった間柄のようです。
そのせいか、海の神イファの占いなど同一の神話も持つようです。
この”フォン族”の言葉”Vundun”(精霊の意)は、
”ブードゥー(Voodoo)教”の語源と言われているようです。

<<天国の双子”マウ”と”リサ”>>
原初の母”ナナ・ブルク”は世界を創造した後、隠遁したが
その前に自らが生んだ双子を残した。
月の女神”マウ”と太陽の男神”リサ”の双子である。
月の女神”マウ”は夜を支配し、西に住み、
太陽の男神”リサ”は昼を支配し、東に住む。
月の女神”マウ”は、おとなしく心優しく清々しいのに対して、
太陽の男神”リサ”は凶暴で粗野であったという。
彼らははじめそれぞれの位置に定まった時、子供がなかったのだが
日食の時に一緒になり、以降、日食や月食の時に交わり続けているのである。
この双子から全ての神々は生れた。

”マウ””リサ”が生んだ神々もまた全て双子で七組である。
諸説あって順番は定かではない。
ある日、”マウ””リサ”は子供達を集め、
それぞれに領地を配分した。
”双子の第一組”(おそらく、地球の双子/大地の双子?)は
地球の支配を任され、天国から欲しいモノを何でも持ち出す事を許された。
”嵐の双子”は空に留まり、雷と稲妻を支配するよう言われた。
”鉄の双子”は、森を切り開き耕作地を作るよう命じられ、
人に道具や武器を与えるように言われた。
”別の組”(おそらく、水の双子/海の双子?)は
海とその他全ての水に住み、魚の支配を命じられた。
”他の組”(おそらく、森の双子/山の双子?)は鳥や獣を支配し、
木々の世話をするよう命じられ、灌木林に送られた。
”その他の神々”は、大地と空の間の空間を領地とされ、
人間の寿命を任された。
彼らは地上の全ての出来事を報告するために
至高神”マウ”の元に時々戻るように言われた。
また、他の神々が彼らの姿を人から見えないようにした為、
人は彼ら空の神々を、空あるいは精霊として語るのである。

領地の配分については、一部に詳細な話があるが、これは後で紹介する。

本来”マウ””リサ”の二人で最高神/至高神となるのであるが、
太陽の男神”リサ”の名よりも、月の女神”マウ”ひとりの名前において
至高神とされる場合が多い。
その場合、”マウ”の性別や役割が曖昧になり
至高神としての偉大な神性のみが語られることもある。
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2008-01-13 21:09:19

紹介!アフリカ神話(1)~ヨルバ族編

「アフリカ神話」 ジェフリー・パリンダー著作
上記の著作の中から、
紹介!アフリカ神話(1)では
ナイジェリア南西部及び、ベニン東部に広がる
通称”ヨルバランド”に住む”ヨルバ族”の神話を紹介しましょう。
アフリカの諸部族の中でも大きな部族で、
1千200万人~2千万人ほどの人数がいるそうです。
部族の歴史も古く、その神話は体系化されているようです。

<<創世神話(大地の創造と人の創造>>
はじめ、世界はずぶずぶの水浸しの荒れた土地と空しかなかった。
空には、その所有者である至高神”オロルン”とその他の神々が住んでいた。
神々はずぶずぶの荒れ地で遊ぼうと”蜘蛛(くも)の糸”を伝って降りてきた。
固い地面が無かったので、まだ人間はいなかった。

そこである日、絶対神”オロルン”
神々の首長の大神”オリシャ・ンラ”に固い地面の創造を依頼した。
大神”オリシャ・ンラ”
土が入った”カタツムリの殻(から)”と、
”鳩(はと)””雌鳥(めんどり)”を与えられた。
大神”オリシャ・ンラ”
”カタツムリの殻(から)”の土を湿地に撒き、
それを、”鳩(はと)””雌鳥(めんどり)”が引っ掻き、散らばせ、
湿地の大半が固い地面となった。

大神”オリシャ・ンラ”は、至高神”オロルン”に報告した。
報告を聞いた至高神”オロルン”
仕事の状況を検査するために”カメレオン”を派遣した。
最初の派遣では、まだ不十分だったが
二度目の派遣の結果は満足のいくものだった。
こうして、ずぶずぶの湿地は固い地面となったのである。
この場所は”イフェ(広いの意味)”と呼ばれ、
後に居住地となったことから、”イレ(家の意味)”を加えて
”イレ・イフェ”となり、ヨルバ族の最も神聖な都市なのである。

大地の創造には四日間かかった為、週は四日制となり
91週364日となり、残りの1日は、
大神を崇拝するための”神を祀る日”とされた。

その後、至高神”オロルン”
椰子(やし)の木の実を大神”オリシャ・ンラ”に与え、
再び地上に戻し、人に食料と富をもたらす元とした。

いよいよ、最初の部族が天国で創られ地上に送られた。
人間の創出の仕事は大神”オリシャ・ンラ”に任されたが
彼が行なうのは、土から肉体を作り鋳型に流し込むまでで
生命の付与は創造主”オロルン”が行なった。
大神”オリシャ・ンラ”
その生命付与の秘密を探るために一計を案じ
鋳型の影に身を隠し、創造主”オロルン”の仕事を盗み見しようとするが
創造主”オロルン”は全てご承知で
大神”オリシャ・ンラ”を深い眠りに誘い
彼が起きた時には生命は既に宿された後だった。
今も大神”オリシャ・ンラ”は人間の男女を創っているが
不満の表れとして、その印の痣(あざ)を残すのである。

*創世神話には一部異説があります*
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2008-01-12 16:41:24

アフリカ神話への入り口(2)

昨日に引き続き、”アフリカ神話への入り口”と題して
第2回をお送りします。第1回←はこちら。

前回、アフリカ神話(単行本) ジェフリー・パリンダー著作を元に
アフリカ神話に登場する共通項を2つ。
”至高神(絶対神/創造主)””永遠の蛇(へび)”
を簡単に紹介しました。

続いては、各部族の”始祖神話”があります。
これが、また、空想心をくすぐる事くすぐる事(笑)。
ちょっと書くと、

 1.葦(あし)の中から生れた
 2.地中の穴から表に出てきた
 3.天国で作られ、地上に送られた
 4.神の国に住んでいたが、果物を食べ、病気になり追放された
 5.牝牛とともに神の国から降りてきた男と天国の王の娘
 6.二人の男と一人の女と、後に命を吹き込まれる木彫りの女の像

ここに挙げた例は、
どれも他の神話で聞いた事がある、あるいは連想できるものなんです。

特にについては、
それって、キリスト教の”アダムとイブ”じゃないの?
と思う人が多数でしょう。
しかし、この話を伝えているのが
キリスト教と無縁の部族と聞くとゾクゾクしませんか?

まぁ、謎解きは後回しにして、
この他にも”始祖神話”がいくつかあります。
私は、すぐに、あっ!!と気付く事ができない話でしたが
もしかしたら、それらも読む人によっては
あの神話じゃないか?あの民話かも?
なんて事になるかもしれませんが
私の知識では記事にできないので
勝手ながら割愛しちゃいます(爆)

でもって、次に進むと、
”神と呼ばれるものよりも信仰される精霊”がいます。
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2008-01-08 00:27:04

アフリカ神話への入り口(1)

正月休みを利用して新たに3冊の本を購入しました。
いずれも青土社刊行の神話関連書籍です。

そのうちの1冊が下記の”アフリカ神話”の著作です。

アフリカ神話 ジェフリー パリンダー 著/松田 幸雄 訳アフリカ神話
479175106Xジェフリー パリンダー 松田 幸雄

青土社 1991-03
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これまでに紹介、あるいは、参照してきた神話群と違い、
人類発祥の地である大部分のアフリカの神話は、
未だ、埋没したままだと言えるでしょう。

ここで言う”アフリカ”には、”アフリカ大陸”全てを含んでいません。
なぜならば、アフリカ大陸北部ナイル河中下流域は、
神話区分においては、”古代オリエント”に属し、
”エジプト神話”の領域だからです。
また、その他のアフリカ大陸北部地中海沿岸部は、
”カルタゴ”の支配後に、”古代ローマ帝国”の支配地域ですので、
”ローマ神話”の影響を受けているのは間違いありません。

そのような理由から、上記の地域を除くアフリカ大陸全地域の神話を
”アフリカ神話”と呼びたいと考えます。

ですが、その範囲は広大で、
また、統一され体系化された神話というものは存在しません。
古代有史以前においては、
ある程度の統一性が顕著であった可能性はありますが
現在、それを見いだすのはとても難しくなっています。

私自身、非常に乏しい知識しか持ち合わせていないので
このサイトとともに知識を深めていきたいと考えています。

それでは、今回紹介した書籍から得た情報を元に
つれづれに浮かんだ空想の種を書き連ねましょう(笑)。
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テーマ:神話 - ジャンル:学問・文化・芸術

2008-01-06 17:54:07

酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒(6)

さて、ついにこの”酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒”のシリーズも
第6回まで続く長いシリーズとなってしまいました。

管理者である私は、自他共に認める”酒好き”です。
ですが、一般に言われる”呑兵衛(のんべぇ)”ではありません。
浴びるように酒を嗜むことはほとんどありませんし、
普段の生活で酒を常用する習慣もありません。
しかし、”強い”!!(爆)。
基本的にアルコール度数の高い辛口の酒がお気に入りです。
と言うことは、少なくとも飲酒遺伝子が私にはあるという事でしょう。

三国志魏志東夷伝(魏志倭人伝)には、

”喪主泣シ、他人就ヒテ歌舞飲酒ス”とか
”父子男女別 無シ、人性酒ヲ嗜ム”のように、

日本人が酒を飲む習慣を持っているような記述があります。

しかし、実際には、DNA情報の中に”飲酒に対する抵抗力”を持つ人が
”世界に比して少ない”という結果が出ています。

通称”酒豪遺伝子”と呼ばれる”N型遺伝子”とは、
アルコールを摂取したときに発生する”アセトアルデヒド”という有害物質を
分解する酵素を作り出す遺伝子の事。
これに対して、分解酵素を作ることが上手くできない遺伝子が
”D型遺伝子”と言われ、
両親から受け継いだ遺伝子が二つとも”N型”ならば、NN型。
どちらかが、”N型”で、片方が、”D型”ならば、ND型。
両親共に”D型”ならば、DD型。
と言うことになります。

NN型・・・酒に強く、悪酔いしたりしない。
ND型・・・酒は飲めるが、二日酔いのような症状が残りやすい。
DD型・・・酒に抵抗力がほとんどなく、気分が即座に悪くなる。

現在、日本国内での遺伝子分布を調べた結果によれば、
NN型の遺伝子は、北(北海道・東北)と南(九州・沖縄)に多く、
中央(関西地区)に行くほど、DD型が多くなります。
詳しくは、”酒の強さは遺伝子で決まる 原田勝二氏”
のサイトページを参照ください。

この分布を見ると面白い事がわかります。
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テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術

2008-01-03 13:55:30

酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒(5)

”酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒”
このシリーズも、第5回目となります。
これまでのシリーズ(1)/(2)/(3)/(4)と、
このサイトににはある種似つかわしくない記事が続いてきました。
なぜならば、そこに空想・妄想の類、甚だ乏しく、
管理者自身、苦笑を禁じ得ない有り様です(爆)。

さぁ、そろそろ、本番と参りましょう。
つきましては、新年の祝賀の中、
相も変わらず酩酊の御仁も多かろうと思いますが、
”酒は飲んでも飲まれるな!”のタイトルに回帰する
空想・妄想の世界へと参りましょう(笑)。

そこで、今回のテーマは・・・・

”酒は謀略兵器なり”

新年早々実に物騒なテーマではあります(苦笑)。
しかしながら、酒の持つ力を今一度考えれば・・・・・
即ち、人が酔うとは、
”思考力を緩慢にし、身体の自由が奪われるがごとき”
これに間違いはありません。

少量、あるいは、適量であれば
血行を促進し、新陳代謝を高め、気力を上げる妙薬となるに反し、
過度に摂取すれば、多くの弊害をもたらすこの飲み物は、
正に、慈愛と悪逆の2面を持つ我が国の”神”にふさわしい。

事実、”酒(さけ)”は、我が国古代の英雄の謀略を担っていました。
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テーマ:神話 - ジャンル:学問・文化・芸術

2008-01-03 00:23:56

酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒(4)

記事:酒は飲んでも飲まれるな!(笑)~神と酒(3)の続きです。

と、その前に、

皆様!新年明けましておめでとうございます!

さぁ、ご挨拶も済みましたし、
年越しで取り扱う”神と酒”のシリーズを再開しましょう。

シリーズ(1)では、世界の酒神の簡単な紹介と最古の酒造について触れ、
シリーズ(2)では、日本に絞り、日本三大酒神と呼ばれる3つの神社の紹介を、
シリーズ(3)では、酒蔵で信仰される”松尾様”について触れました。

今回は、もう少し、酒蔵に関するお話を続けさせていただきます。
まずは、下の写真を、
酒林 酒林
<英君酒造株式会社/Copyright©2003-2007 Yuusuke Mochizuki All rights reserved>

これは、”酒林(さかばやし)”、あるいは、
”杉玉(すぎたま)”と呼ばれるものです。
現在は、日本酒の造り酒屋のPR看板の役を担うシンボルとして
広く知られているモノですが、
本来は、”酒の神様に感謝を捧げるもの”だったようです。
その起源は、”日本三大酒神”のひとつ
大神(おおみわ)神社の神木である杉に端を発っしています。
現在でも、11月14日に”醸造安全祈願祭(酒まつり)”が執り行われる
”大神神社”では、”志るしの杉玉”と称して、
三輪明神の御神霊の象徴として、酒蔵に”杉玉”をお配りしているようです。
この”志るしの杉玉”には、
大神神社から手紙が添えられているそうで、詳しくは、
<”とうこの ほろ酔いブログ”/記事:杉玉と女房。。。。(2007/11/30)>
をご参照ください。

このブログ中々面白そうです。酒蔵のおかみさんのブログなので、
お酒好きの方は覗きに行くと楽しいかも知れません。
”とうこの ほろ酔いブログ”(元坂酒造のおかみさん、とうこさんのブログ)
元坂酒造/〒 519-2422三重県多気郡大台町柳原346-2)
結構、可愛らしいおかみさんです(笑)。
茶目っ気がありそうで、管理人的にはタイプです(爆)。

横道にそれましたが、”神と酒”に戻りましょう(苦笑)。
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2008-01-01 16:57:03

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かし りょう

Author:かし りょう
神話・古代史に思いを馳せる。
と言うと格好良いですが、実際は、
”空想にはお金がかからない”
という事で。。。
つたない知識のオンパレード。


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