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大樹の下で

神話・古史・古伝・民間伝承に関わる、自由な空想を不定期に更新しています。

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蚩尤(しゅう)の末裔が日本に稲作をもたらした

中国神話の始めに登場する三皇五帝(さんこうごてい)
三柱の神と五人の帝王(聖人)の事である。
この中国神話創世時代の支配者に、度々反乱を起こした神がいる。

それが、蚩尤(しゅう)だ。

中国の神話や伝承を記す多くの書に登場するのだが
基本的には”戦神”として描かれているようだ。
その姿は、牛や蛇、亀などと融合、あるいは四面六臂などという
怪物として描かれている事が多い。

この蚩尤(しゅう)の末裔であるという民族起源伝承を持つのが
現中国雲南省の山岳地帯に定住している苗(みゃお)族(モン族)である。
この苗(みゃお)族長江文明の末裔でもあるという。
そして、長江文明こそが、稲作技術の起源であるらしい。
彼らの村は、まるで弥生時代をそのまま現代に蘇らせたようなのだそうだ。
高床式の住宅は、階段の形状までそっくりなのだ。
もっとも、苗(みゃお)族は、中国ばかりでなく
東南アジアなどにも住んでいるので、
全ての村がというわけではないと思われる。

元々彼らは、長江中・下流域、主に洞庭湖の周辺に定住していたらしい。
彼らが、そこから移動せざるを得なくなるのは
北方騎馬民族の流入によって土地を追われた結果なのだ。
そして、その一部が、海を渡り、台湾や日本に定住、
稲作文化をもたらしたようだ。
日本人のルーツを空想するにあたり、
神話の対比からシュメールやヘブライを模索していたが
この苗(みゃお)族の持つ信仰を無視しては
片手落ちもいいところだと気づかされた。


特に、彼らが重要視する動物達は
日本神話でも、シュメールやヘブライでも対比すると
面白いことになりそうなのだ。

彼らが最も尊ぶ動物は
”と”水牛”である。
さらに、それらの動物は、太陽信仰と深く結びついている

中国には、太陽の中の三本足の鳥というモチーフがある。
まず、間違いなくこのモチーフは長江文明に端を発すると私は考える。
太陽信仰のモチーフは、
そのまま日本神話のモチーフそのものだ。
即ち、天照大神(あまてらすおおみかみ)八咫烏(やたがらす)
そこに、”水牛”が絡んでくる。
牛と太陽の信仰ならば、ミトラス教(ミトラ教)
北イスラエル王国の混乱の元凶が思い浮かぶ。

中国の雲南省付近は、シルクロードの一本が通っていた地域だ。
それに、長江文明成立時代に養蚕が行なわれていた事も忘れてはいけない。
養蚕があったということは、を作り出したのも
長江文明が最初と言うことになる。
長江文明古代メソポタミアより
古い時代に成立していた可能性が高い

ならば、彼らが、
牛と太陽の信仰を中東にもたらす一因
になってもおかしくはない。

さらに、幾度となく北方騎馬民族の流入を受けて
定住地を追われることとなった者達が
放浪民となり新天地を求めて移動したと言うことも
考えられないわけではない。

もしかしたら、彼らが、古代メソポタミア地域にまで到達し
定住してシュメール文明を築く礎となった人々だったら、
これはもう大妄想へと発展してしまう。
シュメールの民は、インド方面から移住してきたということは
考古学的にもほぼ解明されているようだし、
半世紀もあれば、十分に移動することは可能だろう。
(長江文明の成立は、古代メソポタミア文明成立の500~1000年前と見られている)

蚩尤(しゅう)シュメール
似ているような似ていないような(爆)

長江流域を起源に
古代シルクロードを移動し、
メソポタミアに定住
その後、再び、シルクロードを移動し
アジアに向けて旅立った人々が
古い同じ起源を持つ民と、
日本の地で出会うとしたら・・・・

これから、少しづつ、ジグソーパズルを組み立てていく高揚感。
まず、両サイドはなんとなく出来上がってきている。
さてさて、どこまで強引に埋められるか楽しみである。

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テーマ:古代文明 - ジャンル:

2007-11-07 22:25:24

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コメント

日本で牛ならやはり蚩尤は素戔嗚尊と結び付くんですかね?

ご助言ごもっとも(苦笑)

やわたうまさん!いらっしゃいませ!(笑)

そうなんですよね、テーマを絞らないと・・・。
ワカッテはいるんですが、上手くテーマが決まらないんですよねぇ。

例えば、ざくろとかいいかなぁ。

北欧系なら、神々の武器とかね。

あせってもしかたないので、書きたいものを書いていくしかないですかね(爆)。

私もゆっくり考えながら行ってみます^^;

かしりょうさん、こんばんは(笑)

 ゲルマン民族のルーツですか。。。難しそうですね^^;

 占いをやっている関係上ギリシャ神話は結構読みましたが、体系立てて考えるとなると、年代などを追いかけるより手がなくなりますよね。。。
 あちこちのポリスなどと手を結ぶと、そちらの神と結婚したことにして、、、結果的に浮気性の神様ばかりになってしまって(笑)

 昨日ですか、私の方に歳差運動とシンボリズムにちょっと触れたんですが、もし、その時代の星座がシンボルとして使われてきたとすると、女神は12000年前のシンボルになるんですよね。その後すぐに獅子座が来ますから。そこではもう太陽(男)の時代。。。
 女神といわず「母(地母神・月)」の時代とすれば8000年前ごろ(蟹座の時代)となりますね。。。この辺だと文明の草創期とも一致することになるかな。でも、その頃から歳差運動に古代人が気が付いていたとしての話ですけど。。。^^;
 本当に気が付いていたとしたら、学会は偉いことになりますからね(爆)

 けど、あるスピリチュアル系の情報でも、元々は女尊男卑の時代が長く続いたと言っています。まあ真偽の程は解りかねますが。。。

 また偶然かもしれませんがエジプトでは女系社会でしたよね。長女が正統な後継者で、その婿が王となるという。。。
 こういうことも、ミトコンドリア遺伝の情況を考えると、確かに正しいやり方だと思いますが、、、もしかして知ってたの?みたいな気になります(爆)

 脳とか身体の成長過程からして女性が先ですし、ギリシャ神話もそうですが、まず混沌(ないしは大地)があって、そこから神々が生まれてくるという考えは、易における太極観とも類似しているように思えます。

 いずれにしても、あちこちと飛びすぎると、かえって混乱するかもしれませんし、テーマを絞って、、、なんていうのは如何でしょう。。。って、仕切るつもりはありませんが。。。^^;

遅くなりました(謝)

やわたうまさん、お返事遅くなりました。
すみません。

北欧神話はケルト神話に出会う前の一番のお気に入りなんです。
そもそも、本格的に神話を読みあさり出すきっかけが
北欧神話でした(笑)。
以前の記事でケルト神話と北欧神話が
ケルト民族側とゲルマン民族側の同一事象を扱った神話ではないかと書いたのですが、
その辺を整理している最中なんですよ。

北欧神話は、ゲルマン民族の伝承なので、ゲルマンがどこでどのように成立したのかを探しています。
最も、民族の区分けが中々理解できず、四苦八苦してます。
例えば、語族による分類や、最新の遺伝学による分類など、どこにポイントを置くかで解釈が無限になってしまうようでして・・・。
近いうちにと思っていたのですが、
しばらく無理っぽいです(苦笑)。

とりあえず、スノリのエッダと古エッダを読み直しながら、疑問点や共通項をピックアップしたいですね。

しかし、今更ながら、神話世界は奥が深い。
ギリシャ・ローマ神話が悪いわけではないのでしょうが、
伝承の移動経路を、もののみごとに遮断してくれてますよ。
それと、これも、筋の方々には申し訳ないですが、
キリスト・イスラムの2大宗教の影響化で、埋もれてしまった原点は本当に探りづらい(苦笑)。

最近特に気にしているのは、前にも話題になりましたけど、女性の地位の高さです。
古い伝承を比較的失っていない神話と言われるものの多くに、毅然とした女性像が多い。男は大概弱々しく、賢さにおいても女性の方が上です。
こういう傾向を持つ神話は、全て繋がっているような気がしています。

北欧神話やケルト神話が、日本神話とダブってしょうがない今日この頃ですよ(苦笑)。

あらら^^;

こんにちは!

 あらら、フォントサイズを拡大したら”鳥”でしたね^^;

 北欧神話というかヨーロッパのアングロサクソン系の人達は、比較的新しい年代にヨーロッパ入りをした可能性が高いですよね。
 進化の法則から行けば、寒い地方は顔などの表面積を最小に保つために、顔は平面になるはずですから、その様な調候はまだないですもんね。。。だから、どう古く見積もってもヨーロッパ入りしてから3~5000年程度しかたっていないはず(憶測ですけど)

 縄文期の人々がかなり広い範囲を往来していた事は明らかですから、古文書の伝承が必ずしも日本に限定されるとは私も思えません。
 けれど神話などを読んでいると、字面通りに受け取るなら1万年は昔の伝承じゃないのか?としか思えないような記述に出くわします。
 ノアの洪水伝説などその良い例ですよね。仮にそうだとしたら1万年以上の長きに渡って伝えられてきた事の方が驚異的な気がします(笑)

 北欧神話の比定地がどのようになって行くのか楽しみですね(^^)

カラスではなく鳥(苦笑)

やわたうまさん、また、フィールドワークですか?(笑)

それは、さておき、三本足のカラスの神話が、そのまま、苗族の神話かどうかはわかりません。
ただし、この神話が北方民族のものではない可能性があります。
なぜなら、太陽と鳥を信奉していたのは、中国南方、
三国時代でいうところの呉の国のあたりの長江流域に端を発する長江文明の人達だったようです。
また、三皇にも数えられる、伏羲・女媧は、この長江文明の出のようです。
記事でも触れた蚩尤にしても、三皇五帝のうち、戦をしたのは
神農と黄帝の二人だけで、他の方々の世には、協力していた感がある。
また、十個の太陽の神話は、やはり、五帝の一人堯の逸話で、打ち落とされた太陽が火鳥(かう)となって落ちるというのも、後に付け加えられた表現のようです。
この神話は朝鮮の神話へと引き継がれますよね。
つまり、中国北方に文明が成立する前に
すでに、鳥と太陽を崇める民が存在していたということです。
黄河文明成立以降、度々、南方を侵略した彼らに
従ったり、反乱を起こしたりを繰り返しながら
長江文明の神話のモチーフが勝利者側にも無視できなくなっていったという事ではないかと。

太陽を有り難がるのは何も北方だけではありません。
むしろ、赤道に近い地域の方が顕著です。
エジプトや、インドなどの東アジアは、あきらかに北方とは言えませんし
アステカ・マヤ・インカも完全に北方ではなく
南方ですよね。

それと、北欧神話はいずれ近いうちに記事にしようと思っていますが、
あれは、厳然たる北方の民の神話ではない可能性の方が高いです。
なぜなら、北欧に蛇はほとんど生息していません。
冷気に弱い爬虫類である蛇は、北欧地域では生きられないのです。
それなのに、ミズガルズオルムや、ロキを苦しめる蛇などと登場するのはおかしいと思うのです。
北欧地域に住む人の中には、日本人なのでは?と思うような顔立ちの人が結構いるんです。

ゲルマンやケルトはもともと中央ヨーロッパにいた民族
ですが、その前は、メソポタミアの方から移住したものと思っています。

ギリシャ神話やローマ神話は、メソポタミアの神話を多く含んでいますよね。
即ち、そういったものは、元々、ゲルマンやケルトの神話で、遡ればメソポタミア地域の神話なのではないかと。
さらに、シュメールの民が、インド方面から移住したという話を考えれば、もっとも古い都市文明を築いた、
長江文明との接点があってしかるべきなのです。

最後に、大和民族の祖である神武は稲作文化をもたらした長江文明の末裔の可能性があるそうです。

一般的には、北方騎馬民族が大和朝廷をうちたてたように言われてきましたが、違う可能性があります。

天の岩戸隠れの話は、デメテールの逸話ともにていますよね。

他にも、黄泉(冥界)が地下にあるとする神話は、メソポタミア神話にも、ギリシャ神話にも、マヤ神話にも見られます。

まだ整理しきれないのですが、うえつふみなんかは、日本限定にするからおかしいのであって
世界中を時代をおいながら、当てはめていったら
意外と日本民族の放浪の歴史が見えたりするかも(笑)

カラスとお米。。。

かしりょうさん、こんばんは(^^)

 ちょっと見ない間に記事が追加されていて、どれにコメント書いたものか迷いますが。。。(笑)
 あっ、ちなみに申の事は突っ込みませんです(爆)

 ミャオ族のカラス神話って、10個の太陽の事ですよね。。。違ったらごめんなさい^^;
 もしかして名字って、元々は苗氏だったのかな。。。ミャオ族にも名字のようなものはあるんでしょうか。。。?

 カラスが太陽神と深くつながっている神話は世界中に見られますけど太陽黒点が本来のルーツ。。。
 となると、太陽をありがたがる北方系の神話ということになりますね。
 私が好きな北欧神話のオーディンも肩にカラスが止まっているし。。。(爆)

 ネイティブ神話でもカラスは大活躍ですけど、その中の一つに確かノアの大洪水と全く同じ神話が伝わっていますよね。
 それに、ネイティブ神話のカラスは殆んど創造神の扱いを受けていますが、日本の岩戸開きと同じような神話まであります。
 岩戸開きは弥生系の神話だと思っていたのに、縄文系のはずのネイティブアメリカンの中に、同じ神話があると言う点がちょっと面白そうな妄想ポイントかも。。。(笑)

 でも長江文明最古説面白そうですね。。。あっ、考古学的に事実なのはわかりますが。。。
 古墳文化が始まる頃までは、弥生人と縄文人はかなり親睦的な交流をしていたと思われます。

 稲作が始まった最も古い時期は中国の湖南省から見つかった米粒で、おおよそ12000年前。それが南アジアに広まったのが8000年前くらいですか。
 日本への伝来は3000年前に九州地方から始まったとされていますが、時を置かずして青森でも同時代の水田跡が見つかっています。
 つまり恐ろしく短期間に稲作文化は日本中に広まったという事になります。。。
 その頃に気候変動があったかどうか、、、ですね。気になるのはティラ島の噴火なんですが。。。10年近くに渡って世界中の気候を激変させてしまった可能性があるかな。。。と。

 もし、それが岩戸神話の発端となっているとすれば、大和民族はその頃はすでに日本に来ていた事になりますよね。。。それとも、稲作文化そのものを輸入したのかな。。。

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Author:かし りょう
神話・古代史に思いを馳せる。
と言うと格好良いですが、実際は、
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という事で。。。
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