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大樹の下で

神話・古史・古伝・民間伝承に関わる、自由な空想を不定期に更新しています。

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一番好きな神話~ケルト神話~

私が最も思い入れがあり、好きな神話と言えば、それは

ケルト神話 だ。

ただし、この神話は世界に流布される数多の神話の中でも異色である。

まず第一に創世神話を持たない。
創世神話とは、世界の誕生、つまり
”神がいかにして世界を創ったか”というお話だ。
また、同時に終末神話を持たない。

つまり、ケルト神話における世界は
すでにそこに在り、神の手で統治はされるが
神の力で生み出されたり、滅ぼされたりしないのである。

さて、ケルトとはどこを指しているか?
実はケルトとはケルト語を操るケルト語族の総称で
その痕跡は西ヨーロッパ・中央ヨーロッパに広く分布する。
つまりケルト民族とはヨーロッパに繁栄した民族なのだ。
いつ頃の事かというと
ケルトはローマ帝国に圧倒された民族なのだ。
ケルト民族というのは統一国家を持っていなかったようなのだ。
広く分布していながら、
多数の部族に別れて、それぞれ集落を形成するにとどまっていたようだ。

ローマ帝国という強大な軍事国家に土地を追われ
ヨーロッパからほぼ追い出された民族。
それがケルトの民だ。

現在ケルト神話と呼ばれるモノは
主にアイルランド神話と言っていい。
同時に、一部はイングランド・スコットランドに残るものだ。

先に創世神話や終末神話を持たないと書いたが
ローマ帝国に追い落とされる過程で
伝承が途絶えてしまったのだろう。

元々、文字による記録の文化を持たず
口承を重んじた文化のようだ。
いわゆる、語り部による口伝の形を取るわけだ。
もちろん文字を持たなかったわけではないようだ。
しかし、それはある種の特権階級の秘事であり、
一般の民衆には伝わっていなかった。

またしても前置きが長い(苦笑)。

ケルト神話の最大の魅力は何か?
それは、今現在非常に話題に上るエンターテインメントの源流がここにある事に通じる。
つまり、ファンタジーの世界の源がケルト神話なのだ。

指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)
ハリー・ポッター

この二つは確実にケルト神話を源流とする。

もちろん、多くの他地域の神話もその題材に取り込まれてはいるが
魔法・妖精の二つが格段に強調される神話は
このケルト神話なのだ。

また、アーサー王と円卓の騎士の物語は
元々ケルト神話の一部なのだから
後の騎士道にも影響を与えているといえる。

ファンタジー世界を愛する方々で
まだケルト神話を知らないという方は
ぜひ、一度触れてみていただきたい。
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テーマ:神話・民間伝承 - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-10-09 00:52:52

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コメント

ネタをありがとう(笑)

凶樹さん、いらっしゃいませ(笑)。
ハロウィーン企画で大忙しなのかな?(苦笑)

その通り!ハロウィーン(万聖節の前夜祭)の起源はケルトです。
古代ケルト歴の11月1日は一年の始まりにあたり、
その前夜10月31日の夜が日本で言う所の大晦日。
この日に催された収穫祭がSamhain(サワーン)というお祭り。

ネタにできそうな予感が(爆)。

次の土日あたりにアップしましょうかね(笑)。

ご紹介の書籍は読んだ事がないですが、
暗黒面のハロウィーンの話はいくつか知ってます。
上手くネタに絡むかは今のところ微妙ですけど。

こんばんは

ケルト流れで、変な話題ですいません m(_ _)m
部屋で、一人ハロウィーン♪と盛り上がっております。
本来の「祭」の理由なぞ、まったく無視(苦笑)
しかし、ハロウィーン、そのルーツにおいて、よくケルト神話が引き合いに出されますねぇ・・・。
ケルトだけじゃないよー!と思いつつ。
その点を、わかりやすく丁寧に「ハロウィーン」とは何ぞや?と解説してあった書は、アイザック・アシモフ編アンソロジー「恐怖のハロウィーン」の序文でした。
かなり空想、かきたてられますよ~。
入手困難(?)なのが、ちょっとキツいですけど。
ではまた。

(^-^)/

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神話・古代史に思いを馳せる。
と言うと格好良いですが、実際は、
”空想にはお金がかからない”
という事で。。。
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