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大樹の下で

神話・古史・古伝・民間伝承に関わる、自由な空想を不定期に更新しています。

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マナナン・マクリールとティル・ナ・ノーグ~幻の大陸の影~

前記事でケルト神話の紹介を書いた。
しかし、このブログにふさわしい記事かと言うと疑問である。
そこで、今回の記事へと移行するわけである。

現存し、最も多く流布されるケルト神話は
アイルランド神話であると書いた。
メインとなる神話は”トゥアハ・デ・ダナーン(ダヌの一族)”の物語。
エリン(アイルランドの古名)女神ダヌの一族が海を越えてやってくる。
そこには、フォモールの一族が覇権を唱えていた。
かくして、両一族の覇権争いが勃発。
神々の戦争が起こるわけである。

ケルト神話における神々のほとんどは
前述した”トゥアハ・デ・ダナーン”の神々なのだが、
ただ一人、重要な地位を持ち深く関わる神がいる。
彼の名は”マナナン・マクリール”
”リルの子マナナン”と言う意味らしく
このマナナン本人も父親リルも、
共に”トゥアハ・デ・ダナーン”ではないらしい


彼は、”ティル・ナ・ノーグ(常若の国)”の王
エリンの大地以外の国の王なのだ。
一般的にケルト神話における海神にあたり、
その国である”ティル・ナ・ノーグ”は
遙か海上にあるとも、海底にあるとも、地下にあるとも言われ、
完全に異世界の様相を呈している。

この”ティル・ナ・ノーグ”の王”マナナン・マクリール”
数々の魔法の品々を持ち、本人も戦士であり魔術師である。
”トゥアハ・デ・ダナーン”の神々
彼より贈られた魔法の品々の力とその援助の元に
先住の巨人族”フォモール”を圧倒するのである。

そこで空想タイムとなる。
この”ティル・ナ・ノーグ”。
アイルランドの近海にあると言うなら
イングランド・スコットランドだろうか?
それはない。
同様の伝承がイングランド・スコットランドにもあるからだ。

では、ヨーロッパ(ユーラシア大陸)だろうか?
これも考えづらい。
ギリシャ・ローマ神話の海神ポセイドンと同一視されることがあるのだから
やはり、別の場所だろう。

そこで考えられるのは
大西洋にあって、今はない大陸。
つまり、
アトランティスではないだろうか?

その空想の種は
”ティル・ナ・ノーグ”の場所の記述が
海上→海底=?地下というふうに
時代が進むにつれて変化していることにある。

神話時代つまり”トゥアハ・デ・ダナーン”の時代には海上に存在していたようだが
彼らが去り、ケルトの民が入植する時代以降の記述では
海底あるいは地下とされているのである。

アトランティスは海底に沈んだ大陸であり
超古代文明を持つ国だ。
彼らアトランティスの民は
現人類とは異なった人類であるという説もある。

”マナナン”及び”トゥアハ・デ・ダナーン”の神々
アトランティス人だったのではないだろうか?
”トゥアハ・デ・ダナーン”の神々は、
エリンの大地の覇権を放棄して去る際、
地下世界に行き”シー”になったと言われている。
”シー”とは妖精の事だ。

そこで、さらにこんな想像をしてみる。

元々、アトランティスの民とは小人族だったのではないのか?

世界中の神話や伝説に姿を現す数々の小人達。
これらは、アトランティスの数少ない末裔達なのではないか?
彼らは総じて鍛冶の技術、魔法の品々を創ることに長けている
また、妖精と言われる一族は
魔術師との繋がりが深い。

因みに、ケルトの民が口伝を旨とした事も
魔術的意味合いが強いように思う。
我が国における”言霊”と同じだ。
アトランティスの民は
言葉・音を駆使しての物理的干渉を及ぼす技術があったのではないか?
声帯をはじめ声を発する器官が全く異なる民ならではの音を操る技術。
それが魔術を行使する技術ではないだろうか?
現人類に習得できないわけではないのだろうが
習得するためにはある種の身体的条件や才能、
習得のための修行が必要なのも
種族自体が異なるのであれば当然と言える。

彼らの化石などが発見されない事から
骨格構造がなかったのか、あるいは肉体を持たなかったのか
それを考えるのもまた面白い。
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テーマ:古代文明 - ジャンル:

2007-10-11 11:57:43

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コメント

目の付け所がいいですねぇ~

WildChildさん、いらっしゃいませ!(笑)

確かに、そうですね。
浦島太郎の話の原型はポリネシアの方の神話にもあって
元々は海洋民族のものではないかという説もあるんですよ。

”時間の流れが異なる異世界”のモチーフは世界中の神話や民話にあって、
空想の種としては、中々面白いんです。
ケルトと日本に新たな共通点を提示していただいてありがとうございます!

しかし、この分で行くと、
世界中の神話が日本とリンクしちゃいそうですが
まぁ、空想のお話だから良しですかね(爆)

ティル・ナ・ノーグ(常若の国)

ティル・ナ・ノーグは海のそこにあって海の神様が王様だというと「浦島太郎」の竜宮城みたいですね。
オシーンが妖精の姫ニアヴ・キン・オイルに連れ去られてティル・ナ・ノーグへ行った話しがありますね。
故郷へ帰ってきて足が地についたとたん老人になってしまう結末はいかにも浦島にそっくりです。

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神話・古代史に思いを馳せる。
と言うと格好良いですが、実際は、
”空想にはお金がかからない”
という事で。。。
つたない知識のオンパレード。


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