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大樹の下で

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ロキ~北欧神話妄想~ゲルマンとケルト番外

2008年に予告して記事を書いている今は2009年・・・・
新年明けましておめでとうございます!(明け切ってますが・・・・)
という事でいよいよ北欧神話のトリックスター
ロキ(Loki)の謎について妄想してみたいと思います。

まずは、ロキの簡単な紹介(wikiより抜粋)
--------------------------------------------------------------------
ロキ (Loki) は北欧神話に登場する悪戯好きの神。
オーディンの義兄弟。神々の敵であるヨトゥンの血を半分引いている。
巨人の血を引きながらもオーディンに力が認められアースガルズに住み、
オーディンやトールと共に旅に出ることもあった。
男神であるが、時に女性にも変化する。

巨人の王ウートガルザ・ロキおよびその宮殿で相まみえるロギとは別人である。

父 - ファールバウティ(「残酷に打つ」の意)
母 - ラウフェイ(「葉の島」の意)
妻 - シギュン、アングルボダ
夫 - スヴァジルファリ
兄弟 - ヘルブリンディ、ビューレイスト、息子としてオーディン
子 - アングルボダとの間の子にフェンリル、ヨルムンガンド、ヘル。
   シギュンとの間の子にナリとナルヴィ(『古エッダ』)、
   またはナリ(別名がナルヴィ)とヴァーリ(『スノッリのエッダ』)。
   スヴァジルファリとの間の子にスレイプニルがいる。
--------------------------------------------------------------------
少し上記抜粋に補足をすると、「神々の敵であるヨトゥン」とは霜の巨人族の事。
つまり、ロキは巨人族との混血だと言うことなのだが
上記家族表にある父と母は両方霜の巨人族であるという事なので
なぜ、半分血を引いているという表現となるのだろうか?
神話的には神々の王オーディンと血を混ぜ合わせて義兄弟となった
という話しがあるため、その時点で混血となったとも解釈できる。

さて、このロキを私がどのような存在と考えているかを発表しよう。

ロキとは戦災孤児、あるいは戦闘の結果生み出された望まれぬ混血児ではなかろうか

そういった意味でロキとはヘイムダル同様(参照:ヘイムダルとブレス~ゲルマンとケルト4)に
個人を指すとともに、ある集団を指すものだと考えている。
オーディン達アサ神族は初めから北欧(主にスカンジナヴィア)にいたわけではなく
他の場所から新天地を求めて移動してきた集団である可能性が高い。
ノルウェーの探検家であるトール・ヘイエルダール(Thor Heyerdahl, 1914/10/6 - 2002/4/18)は
彼らが西アジア、カスピ海沿岸のアゼルバイジャンのあたりから入植した可能性を提示しており、
また、他の研究においてバイキングの拠点より発掘された人骨のDNAが
コーカソイド、モンゴロイド、そのふたつの混血の3種類であるという事実もある。

このことから、彼らがいうところの巨人族、即ち、
元々スカンジナヴィアや北ヨーロッパに先住していた集団と
土地の所有を巡り幾多の戦闘を繰り広げ、
彼らが所有権を確立し、アスガルドを本拠として国を作るまでに
相当数の戦災孤児や混血児が誕生したことは想像に難くはないだろう。

その彼らがアサ神族及び巨人族双方の小規模単位の集落のようなものから
はじき出される結果となったことも予想できる。

では、はじき出された彼らはどうなったのだろうか?

おそらく、彼らは次第に同じような境遇の者同士で集団を形成し、
森や山など、通常集落が作られないような場所で隠れ住むようになるだろうし
そういった集団の中には山賊のような武装集団となった者達もいたのではないだろうか。

そのような者達が国内で猛威を振るえば治安の悪化を招く。

そこでオーディンは彼らの保護に乗り出したのではないだろうか?
それが、ロキと義兄弟の契りを結ぶという表現となったと考えるのだ。

ロキ(Loki)は火(Loge)が語源という説がある。
どこで見たのか忘れたのだが、
Lokiには火種(ひだね)という意味もあるという説もあるらしい。

まさに、国内の治安を揺るがす火種である彼らにぴったりではないか。

おそらく、オーディンは彼ら社会から阻害された者達にも
市民権のようなものを与え、犯罪抑止を狙ったと考える。

ロキの父:ファールバウティの名が意味するものが
「残酷に打つ」だというのも自分の子供ではないことを知った父が
生まれてきた子供を追い出すような事を意味しているようにおもう。

とすると、
個人としてのロキの本当の父親はオーディンだったのかもしれない。
ロキは優れた政治力とカリスマをオーディンから受け継ぎ
はぐれ者の集団をまとめ上げるような人物となっていたのかもしれない。
逆に彼がオーディンの落とし種であったからこそ
そこに集団が集まったのかもしれない。
彼が真にオーディンの息子であったなら
救済の道が見いだせるであろうから。

さて、ロキをこのような社会から阻害された集団と考えることで
妄想はさらに発展していく。

次回ロキ第2回は、その子供達に焦点を向けてみようと思う。
特に、アングルボダとの間に生まれる3人。
フェンリル、ヨルムンガンド、ヘル。
この3者は私の考えるロキという集団から生まれてくるのが
当然の存在であるように思うからなのだ。
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テーマ:神話 - ジャンル:学問・文化・芸術

2009-01-13 11:16:15

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という事で。。。
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