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大樹の下で

神話・古史・古伝・民間伝承に関わる、自由な空想を不定期に更新しています。

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ウサギと神話~月と不死の霊薬、悪戯と誠意

前の記事にて気になった月とウサギ。
他の地域の神話ではどうなのかを簡単にリサーチしてみた。

月とウサギを関連づける神話・民話は
アステカ・日本の他に
アイヌ、アフリカ、インド、中国に見られる。

アイヌ・・・月の王子の雪合戦の話(その時地上に落ちた雪玉がウサギになった)
アフリカ・・・月の神の使者として人間に不死であることを告げに行く話
       (人間に反対のことを告げ、神の怒りを買い、唇を裂かれ被捕食者とされた)
       月の神が人間に不死を教える話
       (月の神が不死を伝えたが、一人の男がそれを信じずウサギに変えられた)
インド・・・自らの身を犠牲にして誠意を見せたウサギの話
      (老人に化けた帝釈天:インドラに我が身を差し出した結果、月に飾られる)
中国・・・太陽に3本足の鳥、月にはウサギが住んでいるという話

また、月に関連づけられてはいないが
悪戯をして懲らしめられる話もある。
日本の因幡の白ウサギの話
中国の不老不死の仙薬を西王母の命で月桂樹の下で煎じる話

こうして見てみると
ウサギと月と不死の話というのは
元は同じ所からきているのか?
簡単なリサーチしかしていないので今後も気にしていこうと思うが
ウサギという動物から古代の人々が抱いたイメージが見えるような気がする。
神話世界における動物の存在はかなり重要で
創世神話では、人より先に誕生しているので
人間より古くから世界に満ちたモノと言うことになる。
現代科学的にも、人はほぼ最後に現れた動物であるから
神話の世界と矛盾しない。

神話世界における最も重要で神格の高い動物はヘビだろう。
ほとんどの創世神話~終末神話を通じて登場する。
次に挙げるとすれば鳥だろうか?

後は、各神話の伝わる地域の特色(動物の分布・人間との関わり)により
身近に存在する動物たちが
時に神の1柱として
時に神々や英雄を助ける、また逆に欺く存在として
時に半神半獣・半人半獣として描かれている。

古代の人が見たウサギとは
神の使者の側面を多く持つようだ。
しかし、悪戯好きで、その為に酷い目に遭う。
いくつかの話を見てみると
野ウサギ(茶色)の場合この傾向があり
白ウサギの場合は逆に純真で誠意ある存在という感じである。

日本の因幡の白ウサギには両面が見られ
特別に異彩を放っている。

月が不死の象徴とされていた民族に伝わるウサギの話。
太陽ではなく、何故月なのだろうか?
ヨーロッパや中近東の地域の神話には
月の神話は沢山存在するが
ウサギが絡むことがほとんどないようだ。
広義に解釈すれば関わらないわけではないのだが
代表的には、ギリシャ神話の月の女神アルテミス
彼女は狩猟神の側面を持ち、命を刈る者だった。
ヨーロッパにおいてウサギ狩りが広く行われていたのは間違いない。
月が関わり、寿命に関わると言う点では
月と不死の考えがあるとも言える。

最後に、リサーチしている途中
アメリカのある裁判所の前にある彫像の話があった。

目隠しをし、片手に天秤、もう一方に剣を持つ女神像
おそらく、ギリシャ神話におけるテミス、ローマ神話のユスティティアだが
この像の下に4匹のウサギが配されているという。
神話そのものにはウサギが関わった形跡がない。
これを作った制作者は、
流布される神話以外の話でも聞いた事があるのだろうか?

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テーマ:神話・民間伝承 - ジャンル:学問・文化・芸術

2007-10-14 14:04:57

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